紫外線対策は一年を通じて必要なスキンケアです。特に敏感肌の方は、日焼け止めによる肌トラブルを経験したことがある方も多いのではないでしょうか。style table（スタイルテーブル）では、エシカルでオーガニックな製品を厳選し、敏感肌の方でも安心してお使いいただける日焼け止めを多数取り揃えています。自分と周りと地球に優しい製品選びのお手伝いをするため、今回は刺激を感じやすい敏感肌でも安心して使える日焼け止めの選び方や使い方について詳しくご紹介します。

敏感肌と日焼け止めの関係性

敏感肌の方が日焼け止めを選ぶ際、「肌に合わない」「刺激を感じる」「かゆみや赤みが出る」といった悩みをお持ちの方は少なくありません。これには理由があります。

敏感肌とは

敏感肌とは、外部刺激に対して反応しやすい肌質のことを指します。肌のバリア機能が低下している状態であり、通常の肌であれば問題ない程度の刺激でも、赤み、かゆみ、ヒリヒリ感などの不快な症状が現れやすくなっています。

敏感肌になる原因はさまざまで、生まれつきの肌質、環境の変化、ストレス、不規則な生活習慣、不適切なスキンケアなどが挙げられます。また、季節の変わり目や乾燥する冬場に症状が悪化する傾向もあります。

日焼け止めが敏感肌に与える影響

日焼け止めには、紫外線から肌を守るために様々な成分が配合されています。紫外線吸収剤や紫外線散乱剤など、これらの成分が敏感肌の方には刺激となることがあります。

特に紫外線吸収剤は化学的に紫外線を吸収し熱に変換する仕組みのため、肌に負担をかけやすく、敏感肌の方にとっては刺激となりやすい成分です。また、防腐剤や香料、アルコールなどの添加物も敏感肌にとっては刺激物となることがあります。

敏感肌向け日焼け止めの選び方

敏感肌の方が安心して使える日焼け止めを選ぶポイントをご紹介します。

紫外線散乱剤（ノンケミカル）タイプを選ぶ

敏感肌の方には、紫外線吸収剤（ケミカル）ではなく、紫外線散乱剤（ノンケミカル）を使用した日焼け止めがおすすめです。紫外線散乱剤は、酸化亜鉛や酸化チタンなどのミネラル成分で、肌の上で物理的に紫外線を反射・散乱させる仕組みです。肌への浸透が少ないため、刺激が少なく敏感肌の方にも使いやすいとされています。

ただし、昔の紫外線散乱剤は白浮きしやすいという欠点がありましたが、現在は技術が進歩し、白浮きしにくい製品も多く出ています。

無添加・低刺激の製品を選ぶ

敏感肌の方は、余計な添加物が少ない製品を選ぶことが大切です。「無添加」「低刺激」「敏感肌用」と表記されている製品や、以下の成分が不使用の製品を選びましょう。

• 香料
• 合成着色料
• パラベン（防腐剤）
• アルコール
• 鉱物油
• シリコン

また、「アレルギーテスト済み」「パッチテスト済み」「皮膚科医監修」などの表示がある製品も参考になります。ただし、これらの表示があっても、個人の肌質によっては合わない場合もありますので、使用前のパッチテストは必ず行いましょう。

SPF値・PA値は必要最低限を選ぶ

SPF値とPA値は、日焼け止めの紫外線防止効果を示す指標です。SPFはUVB（日焼けの原因となる紫外線）に対する防止効果、PAはUVA（シミやしわの原因となる紫外線）に対する防止効果を表しています。

一般的に、数値が高いほど紫外線防止効果が高くなりますが、同時に肌への負担も大きくなる傾向があります。そのため、敏感肌の方は必要最低限の数値を選ぶことをおすすめします。

日常生活での紫外線対策であれば、SPF30・PA++程度で十分です。海やプールなど、長時間屋外で過ごす場合は、SPF50・PA+++以上の製品を選び、こまめに塗り直すことが大切です。

ウォータープルーフタイプは必要な時だけ

ウォータープルーフタイプの日焼け止めは、汗や水に強いという利点がありますが、その分、落としにくく、クレンジング時に肌への負担が大きくなります。敏感肌の方は、日常使いではウォータープルーフではない製品を選び、海やプールなど必要な時だけウォータープルーフタイプを使用することをおすすめします。

テクスチャーも重要

日焼け止めのテクスチャーも、使用感や肌への負担に影響します。敏感肌の方には、さらっとした使用感の乳液タイプやジェルタイプがおすすめです。クリームタイプは保湿効果が高い反面、重たく感じることがあり、毛穴詰まりの原因となることもあります。

また、伸びの良さも重要なポイントです。伸びが良い製品は薄く均一に塗ることができ、肌への負担も少なくなります。

パッチテストを忘れずに

新しい日焼け止めを使用する前は、必ずパッチテストを行いましょう。二の腕の内側や耳の後ろなど、目立たない場所に少量をつけて、24時間後に赤みやかゆみなどの異常がないか確認します。問題がなければ、徐々に使用範囲を広げていきましょう。

敏感肌の方の日焼け止めの正しい使い方

日焼け止めを選ぶだけでなく、正しい使い方も重要です。敏感肌の方が日焼け止めを使用する際のポイントをご紹介します。

適量を均一に塗る

日焼け止めは適量を均一に塗ることが大切です。顔全体なら500円玉大、腕や脚など露出部分には、さらに多めに塗りましょう。塗りムラがあると、紫外線防止効果が十分に発揮されません。

特に、額、鼻筋、頬骨、あごなど、紫外線が当たりやすい部分はしっかりと塗ることが大切です。また、首や耳、手の甲なども忘れずに塗りましょう。

こまめに塗り直す

日焼け止めの効果は時間とともに低下します。特に汗をかいたり、タオルで顔を拭いたりした後は、効果が落ちていますので、2〜3時間おきに塗り直すことをおすすめします。

ただし、メイクの上から塗り直すのは難しいという方は、日焼け止め効果のあるフェイスパウダーやスプレータイプの日焼け止めを使うと便利です。

肌への負担を減らすために

敏感肌の方は、日焼け止めを使用する前に、肌の状態を整えておくことも大切です。十分な保湿をしておくことで、肌のバリア機能を高め、日焼け止めの刺激を軽減することができます。

また、日焼け止めを塗る前に、化粧水や乳液、美容液などでしっかりと保湿しておくことで、日焼け止めの密着度も高まります。

正しい洗顔方法

日焼け止めは通常の洗顔料では落としきれないことが多いため、専用のクレンジング剤を使用することをおすすめします。ただし、敏感肌の方はクレンジング剤も刺激になることがあるため、低刺激タイプのものを選びましょう。

クレンジング後は、肌に残った洗浄成分をしっかりと洗い流し、化粧水や乳液などでたっぷりと保湿をすることが大切です。

物理的な紫外線対策も併用する

敏感肌の方は、日焼け止めだけでなく、物理的な紫外線対策も併用することをおすすめします。

日傘や帽子の活用

日傘や帽子は、直接肌に触れずに紫外線をカットできる優れた紫外線対策アイテムです。特にUVカット機能付きの日傘や、つばの広い帽子は効果的です。

服装での対策

長袖の服や、UVカット機能付きの衣類を着用することも効果的です。特に、紫外線が強い時期には、露出を控えめにする服装を心がけましょう。

時間帯を考慮する

紫外線は10時から14時頃にかけて最も強くなります。可能であれば、この時間帯の外出は控え、朝早くや夕方以降に行動するようにしましょう。

敏感肌用日焼け止めの最新トレンド

敏感肌向けの日焼け止め市場も日々進化しています。最新のトレンドをご紹介します。

マイクロナイズド処方

従来の紫外線散乱剤（酸化亜鉛や酸化チタン）は粒子が大きく、白浮きしやすいという欠点がありましたが、最近はマイクロナイズド（微粒子化）された成分を使用した製品が増えています。これにより、白浮きしにくく、なめらかな使用感を実現しています。

スキンケア成分の配合

単なる紫外線防止だけでなく、スキンケア効果も兼ね備えた日焼け止めも増えています。セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分、アロエベラやカモミールなどの肌を落ち着かせる成分が配合された製品は、敏感肌の方にもおすすめです。

環境に優しい処方

最近は、環境への配慮も重要視されています。珊瑚礁に悪影響を与えるとされる成分を含まない「リーフセーフ」な日焼け止めや、生分解性の高い成分を使用した製品も登場しています。これらは肌に優しいだけでなく、環境にも配慮した選択となります。

敏感肌の方が日焼け止めを使用する際のQ&A

敏感肌の方からよく寄せられる質問とその回答をご紹介します。

Q: 敏感肌用と表示されている日焼け止めなら安心して使えますか？

A: 「敏感肌用」と表示されている製品は、一般的な製品よりも刺激の少ない成分で作られていることが多いですが、必ずしも全ての方に合うわけではありません。個人の肌質や体質によって反応は異なりますので、必ずパッチテストを行うことをおすすめします。

Q: 子供用の日焼け止めは敏感肌の大人でも使えますか？

A: 子供用の日焼け止めは一般的に低刺激で作られていることが多いため、敏感肌の大人の方にも使用できることが多いです。ただし、大人の肌と子供の肌では性質が異なる場合もありますので、こちらもパッチテストを行ってから使用することをおすすめします。

Q: 日焼け止めを使用すると必ず肌荒れしてしまいます。どうしたらいいですか？

A: 日焼け止めの成分に対するアレルギーや過敏症の可能性もあります。皮膚科医に相談し、パッチテストなどで原因となる成分を特定することをおすすめします。また、日焼け止めだけに頼らず、日傘や帽子、UVカット機能付きの衣類など、物理的な紫外線対策を併用することも検討してみてください。

Q: 敏感肌用の日焼け止めはメイクの下地としても使えますか？

A: 敏感肌用の日焼け止めでも、メイクの下地として使用できる製品は多くあります。ただし、製品によってはメイクのノリが悪くなったり、時間が経つとメイクが崩れやすくなったりする場合もありますので、使用感を確認してから使うことをおすすめします。また、メイク下地としての機能も兼ね備えた日焼け止めを選ぶと便利です。

Q: 敏感肌でも使える口コミで人気の日焼け止めはありますか？

A: 敏感肌の方にも使いやすいと口コミで人気の日焼け止めはいくつかありますが、先述の通り個人の肌質によって合う合わないは異なります。style table（スタイルテーブル）では、敏感肌の方にも使いやすいと評判の日焼け止めを多数取り揃えておりますので、ぜひ店頭でご相談ください。

紫外線対策は一年中必要

紫外線は夏だけでなく、一年を通じて肌に影響を与えています。冬場でも、雪などに反射した紫外線によるダメージを受けることがあります。また、曇りの日でも紫外線の約80%は地上に到達していると言われています。

そのため、季節や天候に関わらず、日常的な紫外線対策が重要です。特に敏感肌の方は、肌のバリア機能が低下していることが多いため、紫外線によるダメージを受けやすくなっています。適切な日焼け止めの使用と、物理的な紫外線対策を併用することで、肌を守りましょう。

今年の夏は、自分の肌に合った日焼け止めを選びましょう

敏感肌の方が安心して使える日焼け止めの選び方と使い方についてご紹介しました。敏感肌の方が日焼け止めを選ぶ際は、自分の肌質や生活環境、使用シーンに合わせて最適な製品を選ぶことが大切です。一人ひとりの肌質は異なりますので、自分に合った日焼け止めを見つけることが最も重要です。

style table（スタイルテーブル）では、敏感肌の方にもご使用いただける、肌に優しい日焼け止めを多数取り揃えております。また、経験豊富なスタッフが、お客様の肌質やお悩みに合わせて最適な製品をご提案いたします。ぜひ店頭でご相談ください。

また、オンラインショップでもお買い求めいただけますので、ご自宅からでも安心してお買い物をお楽しみいただけます。

紫外線から肌を守り、健やかで美しい肌を保つために、ぜひ適切な日焼け止めと紫外線対策を取り入れてみてください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の商品や成分がすべての方の肌に適しているとは限りません。ご使用に際しては、必ず商品の説明書をご確認のうえ、肌に合うかどうかをご判断ください。万が一、肌トラブル等が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。