コスメのふるさとを訪ねて Vo.1 ~エシカルコスメブランド「ROSE LABO」誕生の地へ~

アバター画像 style table 公式
2024.08.02

ROSE LABOとは

ROSE LABO (ローズラボ)は、埼玉県深谷市に本社置く、日本のオーガニックコスメブランドです。
ROSE LABO がつくる製品は全て無農薬の「食べられるバラ」を使用しています。

ROSE LABO製品に使われるバラは、ROSE LABO の自社農園で栽培されています。

高品質なものを使い続けやすい価格帯で届けたいという思いで、海外から輸入する費用や中間商社の余分なコストがカットできるように、また、安心安全な品質管理ができるように自社農園という方法を選択されています。

ROSE LABO の商品は、自然で柔らかなバラの香りが特徴です。
スキンケアをするだけで、ふんわり広がるバラの香りで幸せな気持ちにさせてくれる、そんなアイテムがたくさんあります。


ROSE LABOの”食べられる”バラ農園に潜入!

ROSE LABO の自社農園は、埼玉県深谷市某所、大きな看板もなくとても自然豊かなところにありました。
とても繊細な環境で育つバラを守るために、本社工場とも離れたところにあるそうです。

また、バラは1輪が開花するまでにトータル1000度になることが必要だそうです。そのため、天気が良く、空間もひらけていて、お日様の力をよく吸収できる環境がバラにとってすごく良いので、この場所選んでいるとのことです。

バラ栽培に適しているこの場所を探すにあたって、代表の田中綾華さんは大学を中退し、地域の商工会議所にも協力してもらい、荒れた土地を耕すところから尽力されています。

バラ栽培責任者の飯嶋さんは田中さんの大学時代からの友人で、なんと一人で深谷に移住して栽培を始めたという素敵な友情もお伺いできました。

そんな ROSE LABO の源、食べられるバラの自社農園に潜入です!
今回は、ROSE LABO 広報ご担当の田中さんと、栽培責任者の飯島さんにご案内をいただきました。

農薬を使わないためのビニールハウスでの水耕栽培

バラは香りが良いので虫も寄って来やすく、無農薬での栽培は難しいと言われており、無農薬の実現のためにはかなり試行錯誤したそうです。
いろんなことを試した結果、ビニールハウスの中で、かつ土を使用しないで水耕栽培をするというところに行き着いたのが ROSE LABO です。

土を使わないので、スポンジの土台の上に、スポンジに挿した苗を置いて栽培しています。
バラの根っこがスポンジの中に食い込んでいるイメージで、スポンジに水と肥料を吸わせています。

土台のスポンジは何層にもなっていて、水を吸わせるまでは時間がかかるものの、一度吸うと、長い時間水分を保つことができるそうです。

このように水耕栽培にすることで、土から入ってくる病原菌はカットできますが、どうしてもちょっとドアを開けた瞬間に入った虫が繁殖してしまうこともあり、日々戦い、試行錯誤の連続で、無農薬の実現はとても大変とのことです。
それでも無農薬を実現されている ROSE LABO のお取組みに、style table スタッフ一同、感心するばかりでした。

ちなみに、ROSE LABO のバラはオーガニックの有機JAS認証を取得していませんが、
これは有機JAS認証を取得するには土を使う必要があるためで、その代わりに残量農薬検査をして示しています。

自社農園では”食べられる”バラ3種類を栽培


(写真:左からサムライ、24、ルージュロワイヤル)

こちらの農園では、3種類の食べられるバラを栽培しています。それぞれご紹介したいと思います。

①24(トゥエンティーフォー)

ROSE LABO のオリジナル品種で、5000パターンほど試してやっとできたバラだそうです。こちらのバラは化粧品に多く使われており、自然でやわらかな香りが特徴です。この「24(トゥエンティーフォー)」という名前には、24時間、朝昼晩ずっと寄り添いたいという想いが込められています。ラベンダーは主に夜かもしれないけれど、バラは朝昼晩香りを楽しめる、いろんな場面で使える、そんなバラだからこそのこの名前、素敵ですね。

②サムライ

こちらはジャムやシロップなどの加工食品に使われるバラです。このバラの花びらの肉厚で真っ赤な姿が、日本のサムライ魂のようだといって、フランスの人が命名したそうです。

③ルージュロワイヤル

鮮やかなピンクで花びらがぎっしりしているこちらのバラは、パティスリーでスイーツなどに使用されます。香りも味もフルーティーなのが特徴です。

”食べられる”バラの収穫体験!

style table スタッフも オリジナル品種「24」の収穫を体験させていただきました!

バラの花の下には葉っぱがたくさんついていますが、ひとつのところから3枚の葉が出ているのところもあれば、5枚の葉がでているところもありました。

バラを収穫するときには、5枚葉の上をカットします。

5枚葉の上に赤い芽があり、その上で切ると、切ったところから新芽が生えるので次の咲くスピードが早くなるというのが、5枚葉の上でカットする理由です。

また、切り口は斜めに切るのがポイントです。
切り口を真横にしてしまうと水が溜まってしまって、溜まった水にいる菌に枝がやられてしまうことがあるそうです。そうならないように、切り口は斜めに切って水が溜まるのを防ぐのが大切だそうです。

 ”食べられる”バラをいざ実食!

バラの収穫体験をさせていただいたあとは、いざ実食です!なんといったって、”食べられる”バラですから!

style table スタッフの感想は次の通り:

「ぶどうの皮みたい!」
「意外においしい!」

意外と言うと失礼かもしれませんが、正直”食べられる”といっても文字通り食べられる、口にすることができるもの、くらいに思っていました。

しかし、バラの花びらは思ったよりも厚みがあって、シャキシャキさくさくで食物繊維があり、ぶどうの皮のような印象でした。
さらには、断面からバラのいい香りがするので、気持ちも幸せになりました。

ROSE LABOさんのバラは無農薬だからこそ、安心して食べることができました。

ちなみに、サムライとルージュロワイヤルは花びらで販売しているものもありますので、興味がある方はぜひ食べてみてください!

今回のバラ農園訪問のインスタライブの様子はstyle table 公式のInstagramにアーカイブがございますので、よろしければぜひご覧ください。

https://www.instagram.com/reel/C7QYOozSwzh/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==


style tableイチオシのROSE LABO商品

ここで、style table でも人気の ROSE LABO の商品を2つ、ご紹介したいと思います。

ローズクレンジングバーム

バームタイプのクレンジングで、洗浄力が高いのに、とても軽い使い心地が特徴です。しっかりめのメイクをしている人でも、毛穴の汚れが気になっている人にもおすすめです。
13種類の美容保湿成分が含まれており、突っ張り感なくしっとりと、かつさらさらな洗いあがりがです。夏場でも重たく感じすぎずに使えるのでおすすめです!

もちろん、やわらかなバラのいい香りが広がります。
style table でもリピーターの多いアイテムの一つです。

ローズマルチミスト

美容保湿オイル入りの2層式の化粧水です。
ピンクが化粧水の層、黄色のところが美容保湿オイルの層で、8対2の割合で配合されています。2層式のオイルと化粧水のミストなので、しっかり振ってから使います。

顔、体、髪の毛、どこにでも使えるアイテムで、まさに”マルチ”ミストです。

紫外線の強い夏のパサパサしがちな髪の毛につけるとしっとりまとまります。
スリムな形状でバッグにもすっきり入れられるので持ち運びにも便利です。ちょっとした乾燥や、ダメージケアにおすすめです。

ちなみに、ローズクレンジングバームのあとに使えば、2ステップでスキンケア完了でもOKです。


エシカルな取り組みを広げたい

ROSE LABO は、規格外のバラを有効活用しています。多くは花びらの状態で納品して、食事やデザートに添える用として販売していますが、少し欠けてしまったり、小ぶりの花びらはそのまま販売することが難しくなってしまいます。
ROSE LABO は、このような規格外のバラを使って加工食品や化粧品にしているのです。

丁寧に大切に育てたバラを余すことなく活用するエシカルな取り組みは、愛がこもっていてとても素敵ですよね。オーガニックという観点では、食べられるほどのバラを使って化粧品も作っているので安心感もあります。

style tableが大事にしている7つのエシカルテーマのひとつ、「オーガニック」は、「次の世代へと、きれいな地球を残していきたい」という想いのstyle table が特に大事にしているテーマです。

今回、それをまさに実現されている ROSE LABO の想いや努力を垣間見ることができました。ぜひみなさんにも商品の裏にあるやさしいストーリーを知っていただけたら嬉しいです。

style table も、ともに成長していきたいと思います。

ROSE LABO のみなさま、貴重な経験をさせていただきありがとうございました!