- ブランド紹介
気候危機対応を話し合う国連の会議「COP」は毎年11月頃に開催されます。
2023年に開催されたCOP28では、日本が石炭火力発電所などを延命させ、再生可能エネルギーへの移行を遅らせているとして、気候変動対策に消極的だと判断した国に贈る「化石賞」に選ばれてしまいました。
年々深刻化する環境問題に、私たちはどう向き合い、どのような選択をすればよいのでしょうか?
今回は、私たちが style table(スタイルテーブル)を運営する上で大切にしているテーマ「気候危機対応」についてご紹介していきます!
目次
気候危機とは
温暖化による大型台風やハリケーンの発生、海の酸性化など、近年急激に進行している地球の気候変動に関して、“気候変動”よりも緊急性を上げて使われるようになった“気候危機”という言葉。
言葉からもその深刻さが伝わりますね。
なぜ気候危機(Climate Crisis)を大切にしているのか
私たちstyle table(スタイルテーブル)は気候危機に対応した商品や取り組みを行っているブランドを応援しています。
昔に比べて夏が暑すぎる、秋がなくなり夏から冬に急に季節が変化したように感じている方も多いのではないでしょうか。
また、外国でも様々な深刻な環境問題が発生しているのをメディアを通してみることが多くなりました。
刻一刻と変化する地球の変化をとめるために、私たちひとりひとりの選択と行動が大切です。
わたしたちが商品セレクトをするときに大切にしている想い
私たち style table(スタイルテーブル)は商品を取り揃えるにあたり「気候危機対応」の観点から大切にしている3つの方針があります。
- 1.プラスチックの不使用や削減に取り組み、CO2の削減に寄与している
プラスチックはつくるときにも、焼却処分されるときにも多くのCO2を排出します。CO2の大量発生は地球温暖化の原因となり、異常気象の発生に影響します。
また、プラスチックには様々な問題があり、実は9割がリサイクルをされていません。
そして、毎年800万トン以上のプラスチックがゴミとして海に流れ込み、2050年には魚の量より多くなることが予想されています。
漂着したクジラのお腹の中に大量のプラスチックが入っていたというとても悲劇的なニュースを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
プラスチックはとても便利ではありますが、地球にとっても、人間にとっても、動物にとっても、持続可能な未来のために、必要のないプラスチックは使用せずに過ごしたいですね。
- 2.国内原料使用、あるいは国内製造により、CO2の削減に寄与している
輸入品に比べ国内で作られたものの方が輸送距離が短く、結果的に輸送にかかるCO2の排出を削減することができます。
最近では「フードマイレージ」という言葉を耳にすることが増えました。これは、食料の輸送によって発生する環境負荷をしめした指標です。
日本は食糧自給率が低く、また島国であることから、他国に比べフードマイレージの値が高くなっています。
食に限らず、日頃使うコスメや日用品も国内原料を使用したものや国内製造のものを選ぶことで、結果的に地球環境を守ることに繋がります。
- 3.製造企業が気候危機対策を行っている
最後は、企業が気候危機対策を行っていること。
企業活動においてCO2をはじめとする温室効果ガスの発生を0にするのはとても難しいことです。そこで排出せざるをえなかった分と同じ量の吸収・除去するカーボンニュートラルの取組みなど、気候危機対策を行う企業を私たちは応援しています。
Climate Crisisに対してアクションを起こしているブランド3選
ethique
ethiqueは世界中からプラスチック廃棄物をなくすという使命を持つ2012年にニュージーランドで誕生したブランド。
世界的なエシカルブームを巻き起こしたビューティーバーはご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
すでに1000万本以上のプラスチックボトルが製造され、廃棄されるのを防ぎました。
プラスチックだけでなく、プラスチックを作る際に必要になる工業排出物やCO2削減も行なっています。
次なる目標は2025年末までに5000万本のプラスチックボトルの製造や廃棄を防ぐことを目標にしており、その事によりエティークが抑制できる温室効果ガスは400万kgに達するそう!
毎年利益の20%を環境団体へ寄付しているのも、とても素敵ですよね。
made of Organics
ナチュラルとオーガニックをデイリーユースへ。をミッションに、2008年に設立されたブランド。
代表の高倉さんご自身が原因不明の病に突然倒れ、同時期に奥さんが乳がんに。突然家族の中で“死”がリアルになり、“自分も家族も、死ぬかもしれない。”そんな現状に直面したことで日常からケミカルなものを避ける生活が始まったそうです。
ただ、安心・安全と謳っていても、根拠に巡りつくブランドはなかったそう。様々調べる中で、厳しい基準で最上位のグレードを誇る、オーストラリアのACO認定を目指して、オーガニック大国であるオーストラリアで「made of Organics」が誕生しました。
オーガニックは、気候危機対策にもつながります。
例えば化学肥料や農薬に頼らない農業をすることで、土地が丈夫になり環境を守ることに繋がったり、大気中にある炭素をより多くの土壌に固定することが出来るため地球温暖化の緩和に貢献すると言われています。
もちろんこだわりは原料だけではありません。ボトルやパッケージを環境に配慮した素材へ変更していくこと、ゴミを出さない努力を続けること、自然の恵みを使って商品を生産するメーカーとして地球環境問題に対し、できることを一つ一つ推進しているブランドです。
EVOLVE
グリーンビューティーにとことんこだわり製品づくりをしているEVOLVE。
イギリスを代表する機能性クリーンビューティーブランド。「CARING FOR SKIN AND EARTH」をテーマに2009年に設立し、現在は45ヵ国で展開しています。今年の9月に日本に上陸した、これから日本で注目を集めること間違いなしのブランドです!
EVOLVEが叶えたいのは、地球にも人にもウェルビーイングな世の中。お肌や地球環境に嬉しく、機能性のある商品を開発することで人々の生活をより豊かにすることを目標にしています。EVOLVEはB Corp認証をしており、クライメートポジティブな商品のライフサイクルを確立。原料調達から廃棄までを管理・改善し、カーボンニュートラルを実現しています。
まとめ
ひとりのアクションはたとえ小さくても、100人集まればとても大きなパワーになります!
地球の恩恵を受け日々暮らしている私たち。
だからこそ、環境にも、未来の地球にもよいものを日々選択していきたいですよね。